ごあいさつ
「茨城の未来を創る「人財」を育むために ―教職員一人一人の学びを全力で支援します―」
茨城県教育研修センター所長 仲野 祐二
私たちの社会は今、かつてないスピードで変化し、将来の予測が極めて困難な時代を迎えています。
このような変革期において、いかなる状況下でも次世代を担う子どもたちには、予測困難な社会を「持続可能な社会の創り手」として自律的に生き抜く力が必要となります。自ら問いを見いだし、判断し、たくましく行動できる力が求められています。
そのため、本県教育においても、令和8年度学校教育指導方針として「すべての子どもの可能性を引き出す活力ある学校づくり」を掲げ、自ら考え行動し、よりよい社会の創造に貢献できる「人財」の育成に全力を注いでおります。
そうした中、教育の質の向上を支えるのは、学校現場の最前線で子どもたちと向き合う教職員一人一人の「専門性」と「情熱」にほかなりません。子どもたちにとって、経験豊かなベテラン教職員も、志に燃える新規採用教職員も等しくかけがえのない「先生」です。すべての教職員が、生涯を通じて探究心を持ち、主体的に学び続ける専門家でなければなりません。当センターは、本県教職員の学びが始まり、そして深まる研鑽と成長の拠点として、力強く支援してまいります。
本年度、当センターが最も重視するのは「参加者を主語とした研修への転換」です。これまでの知識伝達型の研修から脱却し、参加者が自らの実践を振り返り、他者との対話を通じて豊かな気付きを得ることで、明日からの指導を自らデザインできる「新たな教師の学びの姿」を実現します。具体的には、「茨城県公立の小学校等の校長及び教員の資質の向上に関する指標」に基づき、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、ならびに知的好奇心を刺激する探究的な学びを推進する実践的な研修プログラムを展開してまいります。
さらに、当センターでの研修に留まらず、学校現場に寄り添う研修支援事業を強化いたします。各校が直面している多様な課題に対し、直接訪問し、解決の糸口を探ることで学校全体が学びの場となる「自走する校内研修体制」の構築をバックアップいたします。
また、教育相談事業や教育情報ネットワークの運用支援、再編成した「いばらき輝く教師塾」を通じた次世代の教職員の育成など、学校現場のニーズに迅速かつ的確に応えてまいります。
笑顔あふれる教育の実現は、教職員一人一人が輝いてこそ成し遂げられるものです。
当センターは、皆様の最も身近な伴走者として、共に学び、共に成長し続ける組織でありたいと考えております。皆様の積極的なご活用と本県教育の発展に向けたより一層のご理解・ご協力を心よりお願い申し上げます。