Try!プログラミング

1. 土浦市立乙戸小学校「Try!プログラミング」

投稿日時: 04/03 庄司真樹子

 本センターでは、8月に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を実施しました。受講された先生方は、プログラミング教育を牽引している学校の実践発表を聞いたり、実習や演習を行ったりしたうえで、授業等におけるアイディアを広げました。

 ここでは、受講された先生方が、研修後に勤務校で取り組んだプログラミング教育の実践を紹介します。

 

 今回は、土浦市立乙戸小学校 武田 千尋 教諭から「Scratch(スクラッチ)」(※1)と「toio(トイオ)」(※2)を活用した小学校第6学年、算数科の実践報告をいただきました。

 武田教諭による報告内容は、以下の通りです。

 

※1 「Scratch(スクラッチ)」は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているプログラミング言語です。画面上に予め準備されている複数の命令ブロックを組み合わせてプログラミングをすることができます。

 ScratchのWebサイト https://scratch.mit.edu/studios/1168062

 

※2 「toio(トイオ)」は、子どもたちを様々な創意工夫へと導く不思議なロボットトイです。

 toioのWebサイト   https://toio.io/

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 第6学年の算数科の時間に「拡大図と縮図を描こう」というテーマで、スクラッチ、トイオを活用した学習を行いました。

 1時間目はスクラッチを使いました。最初に正方形を、その後2倍の大きさの正方形を描きました。できた人から、3倍の正方形、2分の1の正方形を描くことに挑戦し、最後には、外角に気を付けながら2倍の三角形を描くことができました。

 2時間目はトイオを使いました。スクラッチを使って画面上で図形を描いたものを、トイオを用いて確認しました。最後には、正多角形、星形にも挑戦し、それぞれの図形の描き方の違いに気付くことができました。

 スクラッチ、トイオともに話合いをして学び合いながら楽しく学習を進めることができました。

 

  

  スクラッチを操作している様子                プログラムの動作について話し合っている様子

 

 

  トイオの動きを確認している様子

 

※については、教育研修センター情報教育課が追記しました。

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。