Try!プログラミング

1. 水戸市立常磐小学校「Try!プログラミング」

投稿日時: 2023/04/13 谷田部幸愛

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、水戸市立常磐小学校 浅野 小百合先生と 小野寺 幸子先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 小学1年生の算数「ゴールをめざそう!」(大日本図書P.168)の様子です。

 目的を達成するために、命令をどのような順序で組み合わせればよいかを考えるプログラミング学習をアンプラグド型で行いました。

 本授業は、「○ます すすむ」や「右/左に回る」という命令を組み合わせて、スタート地点にあるラビちゃん(ウサギのカード)をゴールまで進めようという学習でした。

 児童は、命令が書かれたカードを机上で動かしながら、ゴールまで進める命令の組み合わせ(プログラム)を考え、プログラムができたら、迷路の書かれたシートの上で実際にラビちゃんを動かし、プログラムが正しく作れているかを確認しました。ゴールに辿り着けないときには、その原因となる命令を修正して、再度試してみるということを繰り返しながら、プログラムを完成させていきました。

 友達との交流で、自分の考えとは異なるプログラムと出会ったときには、お互いのプログラムが本当に正しく作成されているかをじっくりと検討する姿が見られました。交流を通して、自分では気付くことができなかったミスを発見したり、ゴールをする方法は複数あるということを知ったりすることができました。

 今回の学習を通して、子どもたちは、「1つの目的を達成させるためには、複数の命令を組み合わせる必要があること」、「考えたプログラムは完成ではなく、試行錯誤し、必要に応じて修正を加えて、よりよいプログラムに変えていくこと」、「プログラミング的思考は日常生活の様々な場面で無意識に行われていること」に気付くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。