Try!プログラミング

Try!プログラミング

鉾田市立上島西小学校の「Try!プログラミング」②

 研修センターでの希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」後に,受講者の先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ様子を紹介します。
 実践校及び実践者は,鉾田市立上島西小学校,内田 真紀子先生です。実践内容は,以下の通りです。

 鉾田市立上島西小学校の内田真紀子先生の2,3年複式教室で行った学級活動です。「おそうじ名人になろう」というテーマで普段の掃除を振り返り,教室掃除を行うという設定です。お掃除を速く,丁寧に効率よく行うにはどうすればよいかをアンプグラグドの手法を使い,グループで考えました。はじめは「机を運ぶ」「床をはく」「ごみを捨てる」「床をふく」というカードを使って,考えました。グループで考える最中に「黒板をきれいにする」「たなをふく」などのカードは作れないのかという子どもたちからの質問がありました。そこで,白紙のカードを渡しました。すると,どのタイミングで黒板をふくのかなどの話合いがより活発化しました。この活動を通して,児童の掃除に対する意識も変わってきたようです。
        

鉾田市立上島西小学校の「Try!プログラミング」①

 研修センターでの希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」後に,受講者の先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ様子を紹介します。
 実践校及び実践者は,鉾田市立上島西小学校,松本 和弘先生です。実践内容は,以下の通りです。

 鉾田市立上島西小学校の松本和弘の6年理科「水溶液の性質」の実践です。無色透明の水溶液を今まで学んだことを生かして最も簡単に区別するためにはどうすればよいかをフローチャートで考える授業です。教科書でも単元末に同様の問題がありますが,それを見せないで行いました。フローチャートで考えること自体が初めてのことだったので,最初児童は考えるのに戸惑っていました。しかし,使い方を例示して,取り組ませてみると,何とかできました。教科書には「水」は入っていませんが,「水」も入れて行いました。実験を検証したことを振り返って考えるにはよい機会になりました。今後もプログラミングを積極的に取り入れていきたいと思います。
        

日立市立諏訪小「Try!プログラミング」

研修センターでの希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」後に,受講者の先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ様子を紹介します。

 9月25日(金),茨城県教育研修センターの内藤英一先生を講師としてお招きし,2年2組が,図画工作科の学習にプログラミングを取り入れた授業を公開しました。実態調査で,当学級の児童について,発想の乏しさや自信のなさが課題に挙がりました。そこで,題材「ふしぎなたまご」では,中から何がうまれてくるかを考えさせるために,プログラミング教材「プログラミン」を使用し,たまごを動的に捉えることで,想像をより膨らませたいと考えました。また,何度も描いたり消したりできるというタブレット型PCの利点を生かし,自信をもって取り組ませたいと考えました。
授業では,児童は,自分なりの思いをもって動きをプログラミングしたり,たまごを見てうまれてくるものを想像したりと,意欲的に活動していました。振り返りの時,児童から「中から出てくるものをたくさん考えられた」との発言がありました。題材の目標から逸れないよう,どのようにしてプログラミングを取り入れるかが非常に難しい課題でした。しかし,児童も良さを実感できていることから,有効に取り入れられたと考えています。内藤先生からは,教師がぶれないで取り組んでいくことが大切という御助言をいただきました。これからも,どんな力を子どもたちに身に付けさせたいのかを明確にし,様々な教科にプログラミング教育を取り入れて,主体的な学びを育んでいきたいと思います。
        


麻生東小の「Try!プログラミング」

研修センターでの希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」後に,受講者の先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ様子を紹介します。

 実践校及び実践者は,行方市立麻生東小学校,冨田 英明先生です。実践内容は,以下の通りです。


 第4学年社会科において,「ごみのゆくえ」を学習する単元があります。本校の4年生は,フローチャートを活用して,ごみがどのように処理されるのかをまとめました。本時は,あらかじめフローチャートの枠と動かせる選択肢を用意して,スカイメニューで配付しました。子供たちは,それぞれのタブレットで操作し,「ごみのゆくえ」をまとめることができました。
      



古河市立諸川小「Try!プログラミング」

 研修センターでの希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」後に,受講者の先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ様子を紹介します。
 実践校及び実践者は,古河市立諸川小学校,鈴木 義行先生です。実践内容は,以下の通りです。

 7月31日(金)に研修を受けてから,自分の学校ではアンプラグドのプログラミングの授業を「ルビィのぼうけん ワークショップスターターキット」を購入して,授業作りに取りかかりました。ルビィのぼうけんの「こまったこと」を使って授業を組み立て,「コンピューターは人間の指示通りに動くので,正しく動かすためには正しいプログラミングが必要である」ということを学習しました。
4年2組の42名の児童からは,とても興味・関心が高まり,意見もたくさん出てきました。授業後の感想を見ても「コンピューターもすごいけど,まずはちゃんと人がコンピューターに命令をしなくてはならないと思った。」や「コンピューターはプログラミングした人の命令通りに動くことが分かりました。自分でも作ってみたくなりました。」など,次の「身近な生活や学習したことをプログラミングで表してみよう」(次にやることを私が勝手に考えていますが・・・)ということにつながるような感想がたくさん書いてありました。次も児童の学習意欲の向上につながるように,授業を組み立てていきたいと思います。
   

Try!プログラミング

研修センターでの希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」後に,受講者の先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ様子を紹介します。 

 第4学年算数「しきつめ」の学習で,「しきつめて大きな平行四辺形を作るにはどうしたらいいかな?」いう課題を設定して行った。色々な大きさの平行四辺形をしきつめて,大きな平行四辺形ができるかを考えさせた。結果,児童は「①等しい辺の長さ」と「②等しい角の大きさ」がポイントだと気が付いた。そこで,条件として何が必要かを全員で考えた。児童からは「同じ大きさ」「同じ形」と意見が出て,それをもとにフローチャートを作り,「同じ大きさ」「同じ形」の平行四辺形をしきつめ完成した。考えの筋道をフローチャートの形で書いていくことで,児童も順序立てて分かりやすく考えていくことの大切さを少し分かったようである。「楽しかった・分かった」という感想もみられた。論理的思考を育むための思考の可視化は,普段から各教科で行っていくことができると実感した。今後も,チャレンジしていきたいと思う。