情報教育課新着情報

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教育の情報化に関する研究第3回研究協議会の実施

教育の情報化に関する研究第3回研究協議会を実施しました。

 12月9日、「児童生徒の情報活用能力を育み、発揮するためのICT活用の在り方」を追究する本研究につきまして、第3回研究協議会を実施しました。

 育成した情報活用能力を「発揮」するための手立てに焦点をあてて、授業におけるICT活用を追究する2年目。いよいよ各研究協力員の先生方の授業実践も、まとめの時期に入って参りました。

 第3回研究協議会では、これまでの授業実践での成果と今後の課題について、全体での中間報告を行った後、各校種に分かれて研究協議を行いました。

 中間報告では、児童生徒の発達段階に応じていかに情報活用能力を育成し、児童生徒自らが情報活用能力を発揮できる授業につなげるかについて、実践事例を互いに共有し合いました。研究協議では、授業実践について、どのような形で報告書としてまとめていくか、各担当指導主事のアドバイスのもと、話し合いが行われました。

 研究は終盤を迎え、令和4年2月24日の最終研究協議会、令和4年8月3日の研究発表会に向けて、準備が進みます。児童生徒の情報活用能力の育成と発揮を目指す本研究に、今後もご注目ください。

NEW 産業教育(農業)・中堅教諭等〔前期〕、所外研修を実施しました。

産業教育(農業)研修講座、中堅教諭等〔前期〕資質向上研修講座(高等学校、農業)所外研修を実施しました。
 10月15日(金)、産業教育(農業)に関する専門的研修を通して、専門教育の今後の在り方と指導法への理解を深めるとともに、実践的な指導力の向上を図る目的で、産業教育(農業)研修講座および中堅教諭等〔前期〕資質向上研修講座(高等学校、農業)所外研修を実施しました。
 午前は、株式会社truegreenにて農場経営についての講話と小松菜栽培の見学を行いました。また、午後は、全国農業協同組合連合会茨城県本部講師による講義の後、直営店であるポケットファームどきどきにて、食品加工実習としてソーセージの手作り体験を行いました。
 受講者からは、「小松菜栽培でのポイントや経営していく上での留意点、アジアギャップ取得のメリット等について拝聴できたことで、農業経営者育成に向けた授業づくりの参考になった。」や、「ソーセージの製造において、本校で実施しているものとは違う点があったので食品製造の実習に活かしていきたい。」などの感想が寄せられました。

ICTを活用した授業力向上研修講座

 令和3年度ICTを活用した授業力向上研修講座は、コロナ禍の中、7月28日(水)A班は来所による開催、8月20日(金)B班は、県の非常事態宣言を受け、オンラインによる開催となりました。

 A班では、授業におけるICTの活用についての講義・実践発表と、実習・演習を行いました。鉾田市立鉾田南中学校 佐藤 理先生による実践発表では、動画を自分で撮って教材にしたり、生徒同士の学び合いに使ったりといった、動画やタブレット端末の撮影機能を活用した授業実践事例が紹介され、受講者からは、参考にしたい点がたくさんあったなどの声が聞かれました。

 その後、Google Workspace、ロイロノート・スクール、SKYMENU Classという3つの授業支援アプリを活用した授業づくりのコースに分かれ、それぞれ、実習・演習を行いました。受講者からは、「ICTで「共有する」ということを念頭に置くと、ICTの利用が目的化せずに活用できると感じた。」や「校内研修を行い、全職員と共有していくことで、校内のICT活用力を高めていきたい。また、トライ&エラーの精神で「とりあえずやってみる」ことを大切にしていきたい。」などの声が聞かれました。

 B班は、オンラインによる講義・実践発表のみの研修となりました。日立市立豊浦小学校の木村光輝先生による実践発表では、図工作品の鑑賞や、テスト解説動画の作成など、具体的な授業実践が紹介され、受講者からは、非常に参考になったとの声が多く聞かれました。

 コロナ禍においても、受講者の先生方の、研修に対する意欲、学びを止めないという姿勢が多くみられました。このような先生方の期待に応える研修を、今後も実施していきます

教育の情報化に関する研究研究協議会第1回・第2回

 本センター研究事業の中で、「児童生徒の情報活用能力を育み、発揮するためのICT活用の在り方」の研究として2年目を迎える本研究の第1回、第2回研究協議会を実施しました。

 昨年度、児童生徒の情報活用能力を「育成」することに研究の焦点をあて、校種ごとに授業デザインの構築と授業実践を行いました。そして2年目となる今年度は、育成した情報活用能力を「発揮」するための手立てについて追究していきます。

 5月26日の第1回研究協議会では、研究アドバイザーである国立大学法人東京学芸大学准教授 高橋 純先生によるオンライン講義の後、研究協力員(小学校3人、中学校3人、高等学校2人、特別支援学校2人の計10人)による研究協議を行いました。

 7月9日の第2回研究協議会では、各研究協力員が持ち寄った、情報活用能力を発揮するための授業アイデアについて研究協議を行い、それぞれのアイデアをブラッシュアップさせました。

 GIGAスクール構想に基づくICT環境配備の加速化、令和の日本型教育におけるICT活用重視の最中において、児童生徒の情報活用能力の育成と発揮を目指す本研究を、今後もご注目ください。

産業教育(商業)研修講座

 7月13日、産業教育(商業)に関する専門的研修を通して、商業教育の今後の在り方と指導法への理解を深めるとともに、実践的な指導力の向上を図る目的で、産業教育(商業)研修講座を実施しました。

 はじめに、総論として、新学習指導要領を踏まえたこれからの商業科の在り方について、文部科学省 田中 圭調査官による講義を頂きました。続いて、地域産業・地域社会との連携を通した商業教育の実践事例紹介として、県立常陸大宮高等学校 横山 治輝 先生の実践発表を、防災という視点から地域とのつながりをもつ商業教育実践法について、国立研究開発法人防災科学研究所総合情報センター センター長補佐 取出 新吾 氏から講義を頂きました。また、研究協議では、ICTを活用した授業実践を体験頂き、商業教育の在り方について話す場をもちました。

 受講者からは、「地域の人たちとの関わりを積極的にとり、生徒達に様々な年齢、業種の人たちと関わりを持たせる機会を作ってあげたいと思った。そこから学べることは、授業では到底学べないことだと思うので、貴重な機会を率先して作っていく努力をしようと思う。」や、「授業は一人で行うのではなく、チーム(外部講師などを活用)で考えて動くと、生徒の資質・能力の育成および主体的・対話的学びができることを学びました。」などの声が多く聞かれました。講義や実践発表、研究協議から、地域産業・地域社会との連携という視点を、今後の商業科教育に結び付ける方策について学ぶ、大変有意義な講座となりました。