Try!プログラミング

Try!プログラミング

小美玉市立玉里学園義務教育学校「Try!プログラミング」

 8月8日と9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回は、小美玉市立玉里学園義務教育学校 小室実可子 教諭から実践報告をしていただきました。小室教諭による報告内容は、以下の通りです。

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 特別支援学級の第2学年算数「三角形と四角形」でアンプラグドプログラミング(※)

を活用した授業を行いました。学習の定着を図るために、「三角形」「四角形」「直角三

角形」「正方形」「長方形」の分類にフローチャートを活用しました。

 

  ※ 「アンプラグドプログラミング」は、プログラミング教育において、コンピュー

   タを用いずに行う指導のことです。

                                                      

                                                        フローチャートを活用して図形を分類している様子

 具体物(それぞれの図形をカードにしたもの)をフローチャートに当てはめていく活動においては、児童が意欲的に取り組む姿が見られました。フローチャートを用いたことで、「どこを調べればよいか」がはっきりと分かり、学習が苦手な児童もまず自分で考え、調べることができました。プログラミングによって思考が整理されたことがとてもよかったと感じたため、今後もさまざまな学習や生活の中に取り入れていきたいです。

    

 どのように分類したか説明している様子                4つの図形に分けるためのフローチャート

 

 

 

 

 ※については、教育研修センター情報教育課が追記しました。

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

常総市立水海道中学校夜間学級「Try!プログラミング」

 8月8日と9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回は、常総市立水海道中学校夜間学級 海野浩嗣教諭から実践報告をしていただきました。海野教諭による報告内容は、以下の通りです。

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 常総市立水海道中学校夜間学級は令和2年6月に開級しました。生徒の年齢・国籍は様々ですが、全員が夢や目標に向かって毎日一生懸命勉強しています。

 今回、中学校1年数学のクラス(外国籍の生徒4名)がプログラミングの学習をしました。 

 日本語の理解がまだ不十分なため、まず、アンプラグドプログラミング(※1)を実施しました。

 「1ます すすむ」「右へ回る」など簡単な日本語を用いてスタートからゴールまでたどり着くようプログラム(命令)を考えました。生徒本人が考えたプログラムを他の生徒に伝え、実際に進みながらよいかどうか確認しました。何回か練習を重ねるうちに、最も効率の良い進み方を考え、プログラムを組むことができました。

   ※1 「アンプラグドプログラミング」は、プログラミング教育において、コンピュータを用いずに行う指導のことです。                                                                                                                                                                                                                       

                                          

                                                              アンプラグドプログラミングに挑戦                                                            

  

 次に、「量の変化と比例・反比例」の単元でプログラミングソフト「Scratch(スクラッチ)」(※2)を用いて、比例と反比例のグラフをかきました。初めて「Scratch」を使うため、コマンド(※3)の説明から始めました。その後、「(   )回くりかえす」や「 を増やして、ラビ(キャラクタ)を動かす」といったコマンドを用いて、比例や反比例のグラフをかくための簡単なプログラムを作成しました。実行ボタンを押して、実際にグラフができたとき、生徒たちはとても喜んでいました。日本語の理解が不十分なため、サポートが必要でしたが、グラフをかいていくためのプログラムを学ぶことができたのは生徒一人一人にとって良い経験となったと感じています。

             

 Scratchを使って比例のグラフをかきました      Scratchを使って反比例のグラフをかきました

 

  ※2 「Scratch(スクラッチ)」は、アメリカ・マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているプログラミング言語です。画面上に予め準備されている

    複数の命令ブロックを組み合わせてプログラミングをすることができます。

    Scratchのサイト https://scratch.mit.edu/studios/1168062 

  ※3 「コマンド」は、コンピュータやプログラムに与える指示や命令のことです。

  ※1~3については、教育研修センター情報教育課が追記しました。

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

 

茨城町立長岡小学校 「Try!プログラミング」

 8月8日と9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、茨城町立長岡小学校 柳田咲耶先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 第1学年の学級活動の時間に「わすれものをしないために」というテーマで、アンプラグドプログラミングを活用した授業を行いました。

 まず、アンプラグドプログラミングは初体験の子供たちにプログラミングとはどういうものか伝わるよう、パワーポイントで事例を挙げて紹介しました。その後、実際に自分が忘れ物をしないために、どんな順序で行動すればよいかを考えました。子供たちは試行錯誤しながら順序を並べ替えていました。

 アンプラグドプログラミングは一人一人の最適解が異なることもあり、難しさも感じましたが楽しく話合いができ、よい学びとなりました。

     

   子供たち 同士で行動の順序について考え並べ替えている様子       グループごとに考えた順序を掲示した様子

 
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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

神栖市立大野原小学校 「Try!プログラミング」

 8月8日と9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、神栖市立大野原小学校 木暮あかり先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 第5学年の図画工作科の「コロがるくんの旅」の学習で、ビー玉のコロがるくんが通るコースを作る活動の中に、プログラミング教育を取り入れました。フローチャートを活用して、手順の確認を行う中で、「加除修正(デバッグ)」をこまめに行いながら作品づくりに取り組めるようにしました。ビー玉が思ったように通らずに困っている児童がいると、周りの友達から「ここの角度を変えてみたらいいんじゃない?」、「幅を確認してみた?」など、アドバイスが飛び交いました。うまくいかなかった時に様々な視点で見直すことができる児童が増え、友達と協力したりアドバイスし合ったりしながら、工夫をこらした作品ができあがりました。各教科でも、プログラミング的思考を育めるように取り組んでいきたいです。

 

 作業手順の確認

     試行錯誤をしながら作品づくり

 

      

    作業手順の確認                                                 作品によるビー玉の動きを確認する動画撮影

 

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

 

水戸市立常磐小学校「Try!プログラミング」

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、水戸市立常磐小学校 浅野 小百合先生と 小野寺 幸子先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 小学1年生の算数「ゴールをめざそう!」(大日本図書P.168)の様子です。

 目的を達成するために、命令をどのような順序で組み合わせればよいかを考えるプログラミング学習をアンプラグド型で行いました。

 本授業は、「○ます すすむ」や「右/左に回る」という命令を組み合わせて、スタート地点にあるラビちゃん(ウサギのカード)をゴールまで進めようという学習でした。

 児童は、命令が書かれたカードを机上で動かしながら、ゴールまで進める命令の組み合わせ(プログラム)を考え、プログラムができたら、迷路の書かれたシートの上で実際にラビちゃんを動かし、プログラムが正しく作れているかを確認しました。ゴールに辿り着けないときには、その原因となる命令を修正して、再度試してみるということを繰り返しながら、プログラムを完成させていきました。

 友達との交流で、自分の考えとは異なるプログラムと出会ったときには、お互いのプログラムが本当に正しく作成されているかをじっくりと検討する姿が見られました。交流を通して、自分では気付くことができなかったミスを発見したり、ゴールをする方法は複数あるということを知ったりすることができました。

 今回の学習を通して、子どもたちは、「1つの目的を達成させるためには、複数の命令を組み合わせる必要があること」、「考えたプログラムは完成ではなく、試行錯誤し、必要に応じて修正を加えて、よりよいプログラムに変えていくこと」、「プログラミング的思考は日常生活の様々な場面で無意識に行われていること」に気付くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

結城市立山川小学校「Try!プログラミング」

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、結城市立山川小学校 永盛 葉月先生です。実践内容は以下の通りです。

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 第6学年算数「比例・反比例」の単元の指導において、プログラミングソフトを用いた比例・反比例のグラフの作図を実践した。児童は、プログラムを考えていく段階で、点を打つだけでなく、線を描く方法を考えたり、値を工夫したりすることで、比例・反比例の関係を見いだすことができた。また、プログラミングを使うことの良さも十分に感じ取ることができた。

 

 

 

 

 

 

 

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

結城市立山川小学校「Try!プログラミング」

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、結城市立山川小学校 西野 優子先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 第5学年の「正多角形と円」の単元の指導において、プログラミングソフトを用いた正多角形の作図の仕方を実践した。児童は、プログラムを考えていく段階で、角度と辺の数との関係を関連付けて考え、決まりを見い出すことができた。また、プログラミングを使うことの良さも十分に感じ取ることができた。

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今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

つくば市立小野川小学校「Try!プログラミング」

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、つくば市立小野川小学校 宮崎 剛先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 日本語教室で学ぶ児童に対し、プログラミングの授業を行った。まず、プログルの多角形コースで、プログラミングとはどういうことなのか、初歩的な概念と基本操作を身に付けた。最初の一歩が理解できると、その後は指示がなくてもステージ8まで自主的に進めることができた。また、「繰り返す」というコードも理解し、同じコマンドに対して使用することができていた。

 基本的な方法を習得した後は、Scratchで曲を作るプログラミングに取り組んだ。音楽の授業で学んだ「紅葉」の曲を、Scratch 上でコードブロックを操作し、楽器を変更したり、音階や拍を調整したりして、作曲することができた。

 日本語に不慣れな子どもたちだが、自らの力で上手にプログラムを組めたことが大変自信につながったようである。また、Scratch で作成できるゲームなどのサンプルを見て、プログラミングの可能性に気付き、「自分でももっと作れるようになりたい」と思えたようである。

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 今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

 

茨城県立伊奈特別支援学校「Try!プログラミング」

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、茨城県立伊奈特別支援学校 小沼 直人先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 私は、プログラミングに触れることが初めての子ども達に向けて「動いた!面白い!」と感じてほしかったため、タブレットアプリ「Codeable Crafts」やプログラミングロボ「コード・A・ピラーツイスト」を活用して実践を行いました。初めは、前、後ろ、ジャンプなどのカードを組み合わせることで創作ダンスをするアンプラグドの活動から行いました。次に、「Codeable Crafts」を使って、自分で描いた魚に指示を与えて動かしたり、「コード・A・ピラーツイスト」を使って、直線や一度だけ曲がるコースの上を指示通りに走らせたりしました。子ども達は、最初こそ「どうやったら動くんだろう」と戸惑っていたものの、一度動かし方を覚えると、興味をもって「次はずっとまっすぐ動かしてみる!」「ゴール、ここに置いてみたよ!」など、プログラミングの楽しさを感じてもらうことができました。

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今後も、受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。

古河市立八俣小学校 「Try!プログラミング」

 8月8、9日に希望研修「小学校段階におけるプログラミング教育研修講座」を行いました。ここでは、受講された先生が勤務校でプログラミング教育に取り組んだ実践を紹介します。

 今回の、実践校及び実践者は、古河市立八俣小学校 鈴木義行先生です。実践内容は、以下の通りです。

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 八俣小学校では、第3学年~6学年で古河市生涯学習課の職員を講師にお迎えし、プログラミング教室の出前授業を実施しました。自分の担当する第3学年では、「『Scratch』を使ってゲームをつくろう」をテーマとする授業でした。児童は、最初ゲームは「楽しむもの」だと思っていたようで、「つくる」ことに戸惑いがありましたが、始まると集中して説明を聞いていました。ゲームの内容は、カニを猫2匹に当たらないようにヒトデの所まで動かすというものでした。猫が動くための命令を、教えて頂いた通りにプログラムしました。児童はうまくいかないところがあると、担任や講師の方に積極的に質問をしていました。児童同士でも、自然と教え合いが広まり、みんなでゲームをつくることができました。「プログラミングって楽しい」や「古河市プログラミングコンテストに応募したい」などの感想がたくさん出て、児童の興味や関心がとても高まりました。

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 今後も,受講された先生方の実践の様子についてお伝えしていきます。受講者の先生方の活躍に是非ご注目ください。